EPKが提案すること
新しい学生ライフを司る光
University × EPK
- 設計
- 日本設計
- 所在地
- 埼玉県 / 東松山市
- 竣工年度
- 2013年
「魅力的な出会いにあふれるキャンパスの創造」を目指した東松山キャンパス整備事業の工事が行われ、キャンパス内の照明器具をEPKが担当させていただきました。
世界の文化が行き交う場「CROSSING WORLDS」の創出を図る大東文化大学東松山キャンパス。
4期に分けて5年の工期で行われる大東文化大学松山キャンパス整備事業の第2期のテーマは、学生・教職員・地域・世界の『交流』です。約7000人の学生が在学し、そのうち約600人は海外からの留学生という大東文化大学では、キャンパスの中で国際性豊かな交流が行われています。EPKでは、長寿命・省エネ・メンテナンスが容易な最新LEDを使用し、交流を目的としたコミュニティスペースにという空間にふさわしい照明器具を計画しました。
集いの大空間のための光
人々の動線が交差し、キャンパスの交流拠点となる広場「M Front」。M Frontはまさに、「CROSSING WORLDS」の創出を図る大東文化大学東松山キャンパスを象徴する広場です。軽食を提供するカフェテリア、休息や会談、作業のためのカウンターテーブルとソファベンチ。
広く開放感のある吹き抜けの大空間には多様な目的で集う人々の活気で満ち溢れています。
この空間の役割を引き立たせているのがEPKの特注照明器具の光です。
M Frontに入るとまず目につく大きな白い柱。この柱はEPK製特注照明器具の上下アッパーライトで照らされています。この柱を浮き上がらせるように印象的に照らすことで、大空間を支えるダイナミックな柱をより力強く印象付けています。空間をより高くみせる天井へ当たる光、落ち着きを感じさせる床の光溜まりは、交流の場としての空間の雰囲気を演出しています。
M Frontの大空間にアクセントを与えリズミカルにみせているのが、ベンチの傍らに設置された照明器具です。この器具は空調の空気吹き出し口と照明を組み合わせたもので、デザインや色はベンチに合わせて特注製作されています。
また、この器具は必要に応じて取り外しが可能であり、床面をフラットにして空間の利用スペースを広げることもできます。空調と照明という二つの機能を持ちながら、器具上部と周辺に広がるやさしい光で空間の上質な雰囲気を演出しています。
正面突き当たりの壁には、天井に設置したスポットセルウォールウォッシャーの光を当てて明るく光らせています。この照明器具の効果により、広い空間の奥行きをより広く、そしてより深く感じさせる「光る壁」を生み出しています。
EPKのこだわりと役割
EPKの特注照明で演出されたコミュニケーションスペースは、場を引き立たせることにより人々の活気溢れる交流を手助けし、キャンパスの重要な交流拠点としての意義をさらに深めていくことでしょう。